2013/11/26

整体技術交流会第9回(秋季)2013.10.26開催

今回は、大腿部や足に関する症状について、開催しました。
テーマは「大腿部・膝・脹脛(ふくらはぎ)・足の症状と施術」でした。冬が近づくと、足先から「冷え」が上がり、脹脛や膝等に痛みが増すことがあります。特に、老人の方々は、「冷え」に気づかずに膝が痛くて歩きずらいという症状も出やすい時期です。交流会のポイントは以下のとおりです。
  1. 大腿部は骨盤と連動した不調が多い
    大腿部は大きな骨である骨盤とつながっているため、骨盤のズレの影響を受けやすく、大腿部だけの整体をしても痛みが緩和しにくいことがあります。骨盤の不調と一緒に整体することがポイントです。
  2. 膝痛は複合的原因を疑え
    骨粗しょう症での膝痛もありますが、他の骨格系、内臓系、精神系の問題を抱えて複合的原因で膝痛になることも多くあります。内臓と腰を整体したら、すっかり膝痛が治ったという事例も意外に多くあります。
  3. 脹脛(ふくらはぎ)の不調は骨格系と内臓系を疑え
    運動等で大腿部の筋肉が緊張疲労を起こし、緩和しない状態が続くと夜にこむら返り症状などが出ます。このような骨格系原因は筋肉の緊張が緩むとすぐに楽になります。一方、筋肉が緩んでも緩和しない症状もあります。このときは、肝臓、腎臓、胃腸等の不調も連動していることが多く、内臓系原因を考慮して整体する必要があります。
  4. 足の不調は複合系を疑え
    最後に、足は打撲や骨折の原因がない限り、複合型原因があります。鍼灸の世界でも、足には全身の不調を感じるツボが多くあるのもそのためです。足をうまく整体できれば、かなりの体調改善が進むこともあります。
次回のテーマは「臓器系・精神系の症状」を取り上げる予定です。
※自然回復療法 【けんこう庵】 では、日本式霊氣と整体を組み合わせ、自己治癒力を向上させて、「患者さん自ら治る」という施術を目指しています。